素晴らしき日々のこと その2

3章まで終わり。エンドも全部見ました。終わってみて2章のエンドについてまた新しく考えた事があるので、それについて書き残しておきます。3章の感想もちょっと。ネタバレ注意


3章の派生エンドは「夏の終わり」という名前がついているのに、なぜ2章の派生エンドにはついていないのだろうかとちょっと考えていました。
希実香を抱きしめるために飛降りる最後のシーン。画面いっぱいのノベル形式なんですよね。ということはあれは卓司の歪んだ認識であり、現実はそうではないと考えられる。死んだのは創造者としての間宮卓司の人格で、間宮卓司の肉体そのものではない。どちらのエンドも通り過ぎる過程が少し違うだけで、間宮卓司という人を外からみた場合の結末にそう変わりはないのではないかと思いました。最後まで自慰行為というのは彼らしいといえばらしいですが、もし本当にこの解釈だとするならばけっこう鬱だ…。
あと我慢できずにサントラを聴いてたんですが、屋上でダンスのシーンのBGMタイトルが『Les Enfants du Paradis』なことに気づいて、前回の解釈は意外と的外れってわけでもないのかなーと思ったり。まあ固有BGMではないんですけども。
3章ではざくろに抱いてた印象が結構変わりました。もっと二次元的な天然さを持つ子かと思っていたら、意外とナマっぽいズレを持つ娘だったなあと。特に「間宮」に対しての感情の切り替え方のドライさは若干ショックを受けました。そういう部分がわりと最後まで引っかかったままで、二章ほどはのめり込みきれなかったです。
派生ルートは分岐前も含めて少女漫画だなーと思ってました。もし友情エンドだったらよりらしかったかもしれない。