長谷川スズ「リカってば！」(１)

リカってば! 1 (まんがタイムコミックス)

いやだったよ
でも気付いたら好きだったんだから
しょうがないじゃないか
180cmの長身にガサツで男前な性格のリカと、
男の人にしては小柄で几帳面な塚田は、会社の同期で席も隣。
塚田はリカのことが好きだけど、彼女は全く気が付かない。
それどころか塚田に好意を寄せる小動物系女子、安曇を応援し始めるものだから
事体はますますこんがらがってゆく･･･。


ジャケ買いでした。とても当たりです。
1話だいたい12ページなんですが、テンポよくまとまっていて、
コミカルなだけでなくシリアスも丁寧に描かれていてすごく面白い。
自分に責任がある社会人たちの恋愛模様なので、
恋愛至上主義的になりすぎることもなく、
恋愛漫画が苦手な人も楽しく読めるんじゃないでしょうか?
割としっかりしているのに、恋愛となるとヘタレ気味な塚田っちが素敵でした。
黒髪、真ん中分け、眼鏡、なところがウィリアムと一緒なことに気付き、
あまりの中身の似てなさ具合に笑ってしまったのは内緒です。
電波な感想は置いておいて･･･コメディ部分でおかしかったのはリカ母の話。
リカ母はさすがリカにあれを伝授するだけあるわーって感じで面白かった。
ああいうお母さんは結構いるはず！
シリアス部分はどれも良かったです。
特に「言えば良かった･･･」はかなりきました。身につまされます。