ナルニア国物語 第一章ライオンと魔女

原作の本は実家に小さなころからあったので、あらすじは全部知っていました。まあ私のざるな記憶力では流れくらいしか覚えてなかったんですけどね。指輪物語は結局一回も映画館で見れなかったのが心残りだったので、ナルニアは見に行けてよかったです。あのユーモラスなキャラクター達を大画面で見ることができて非常に満足でした。
話を知ってるとはいっても、ルーシーが衣装ダンスを通って100年の冬が続く雪のナルニアに足を踏み入れるあの有名なシーンは鳥肌もので、街灯が出てきたときはもうぼぅっと魅入ってしまいました。タムナスさんとの出会いも原作そのままで、思わずくすりとわらってしまった。白い魔女もいい感じに恐ろしくて、原作の挿絵とはイメージが違ったもののあれはあれでナイスキャストだと思います。演じてた女優さんが大変に美しくてかっこよくてうっとり。氷の冠がきれいだったなー。ペベンシー四兄妹もみんな演技うまくて、最初にもっとかわいい子使えばよかったのに*1とか思ったことを反省。服装もこっちの世界Ver、ナルニアVerともにすてきで、特にこっちの世界できていたオーソドックスな服がかわいいかった!一緒に見てた母と、やっぱりああいう服はいつまでも飽きがこなくて着られるしいいよねーなどと話したりしました。アスランもまるで本物がそこにいるような威厳たっぷりの存在感で、かっこよかったです。私も背中に乗りたい!ただしょうがない*2ことなんでしょうけど、アスランがどのような存在なのかがあまり伝わってこなくて、これでは予備知識なしに見た人は「何でこのライオンこんなにえらそうなの?」と思ってしまうんじゃないかなとか余計な心配をしてしまいました。
しかし改めて見てみたら、アスランはまんまイエス・キリストオマージュですね。昔読んだころは特に意識してなかったのですが、みなのために自らが犠牲となって処刑されその後甦られるくだりは、聖書に詳しくない人が見てもわかるんじゃないでしょうか。この後のはなしも、結構キリスト教的教訓みたいなものが随所にみられたとおもうのですが、ちょっと思い出せないです。隣の国のカロールメンがまんまイスラム諸国なのは覚えてるんですけどね。カロールメンを検索していたら面白そうな物が引っかかったのでちょっと紹介。こちらのエトセトラ内にナルニアキリスト教についての文章があります。まだ読んでないのであとでじっくりよんでみたいです。
そうそう、一緒に見に行った弟君は指輪物語に比べると短くて物足りないと言ってましたが、指輪物語にはないガチの戦闘シーンが迫力あってすごくかっこよかったので私は不満には思いませんでした。というかそもそも原作自体の話の長さからして違いすぎる。

*1:特にルーシー。でもこの子が一番演技うまかった!

*2:映画は言葉では描写できないので。