夢ラジオ・空色スクールデイズ

俺たちに翼はない 夢ラジオ・空色スクールデイズ ドラマCD
主人公が出るとのことですごく楽しみにしていたドラマCD。めっちゃめちゃ楽しかったです。50分て結構長いと思うのに、飽きることなく聴き入ってしまった。主人公の声がはいると、掛け合いがより生き生きして楽しいです。やっぱり中心にいる人がいないとどこか抜けたような感じになってしまうし。
1章キャラが満遍なく好きな人は買いだとおもいます。ただ、ストーリー性や特定のキャラのみを目当てにしてしまうと若干肩透かしを食らうかもしれません。カップリング的な甘い要素も薄めでした。みんな好きという方はぜひぜひ。最初から最後まで楽しいです。
以下ネタバレなうえにあほな感想

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END END SUMMER

Melt-Self様
夏休み。たった一人の肉親だった母の死。
信じられなくて信じたくなくて、
現実から逃避する少女の前に現われた見知らぬ男は、彼女の中に踏み込んで波風を立てる。
夏休みが終わるまでの10日間。
男との奇妙な共同生活の転がる先にあるものは…。

前半の淡々と消極的に死に向かう様子。男との交流で怒ったり戸惑ったり揺れ動く感情。
主人公の女の子の内面描写がとても丁寧で、丁寧だからこそ読んでいて胸がきりきりする。
青年が登場して話が一気に転がりだしてからの、少女の静かな嵐のような感情がすごい。
引きずられて一気に読んでしまいました。

青年と少女のやりとりがたくさん描かれているのも個人的にポイント高し。
「青年少女」というフレーズにピンとくる方でしたらかなり好みなお話だと思われます。

全体的に水を連想させるようなシステム周りのデザインも素敵。
イラスト(すごく綺麗)は幕間のみで、劇中に立ち絵はありませんが、
鮮やかな背景写真が夏という季節の持つ透明感を表しているようで、
世界観にどっぷりと浸りこむことができました。
文章やCG以外の雰囲気もだいじだな、と改めて思ったり。

*鬱耐性がない方、引きずられやすい方は注意かもしれません。

以下微ネタバレ感想

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ぐだぐだぐだ

相変わらず本読んだり漫画読んだりゲームやったりな日々。
最近になって「獣の奏者エリン」にはまったので毎週再放送を楽しみに見ています。児童文学らしくNHKらしく、話運びの堅実なところがすごく気に入っています。エピソードもエリンの経験もこつこつと積み上がってる感じが安定して面白い。特別な力とかの主人公補正がないところが逆に新鮮でした。恋愛よりも親子愛に力が入れられてるのも良いです。まあ、エリンとイアルの運命めいた繋がりにもしっかりときめいてるんですが。
ゲームはフリーのSLG「冠を持つ神の手」と、リライトされた「Dies irae」をやってます。Diesの方はここにネタバレプレイ実況などだらだらつづってます。ネタバレと萌えが入り乱れてて勢いのままに書きなぐってるので注意。今は香純ルートが終わってマリィルートの分岐に入ったところ。香純が良い子でマリィは可愛くて、けっこう楽しんでプレイ中。「冠を持つ神の手」はフリーでいいの?ってくらいのやりこみ具合で、へたれゲーマーな私は四苦八苦しながらちょこちょこ進めてます。ゲーム性だけでなく、シナリオも作りこまれてるのでお勧め。イベントコンプはかなりやりこみがいがあるかと。
小麦畑様

俺たちに翼はないパーフェクトビジュアルブック

俺たちに翼はない パーフェクトビジュアルブック

俺たちに翼はない パーフェクトビジュアルブック

信者なので買いました。
私最初は西又絵苦手だったんですよ。技術がどうこうでなくてあの癖がどうも苦手で。でも本編やって克服しちゃったみたいです。今回もPVB読んでてにやにやしっぱなしでした。デザイン原案とかCGラフや解説とかも見ごたえありました。
以下ネタバレなので畳んでおきます。

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破

とても熱くて重量と密度とが桁違いのものが、すごいスピードで駆け抜けていくようでした。行き着く先は中性子星白色矮星か、はたまたブラックホールか、という。

序を見たときもかなりショックを受けましたけど、破はそれ以上でした。面白いとか感動したとか泣いたとか個別の感情じゃなくてとにかくショックだった。アスカが楽しみだなーと見に行ったつもりが、なんか色々すごくて吹き飛びました。いや、すげーアスカ可愛かったですけど。久々の「あんたバカァ?」には感動しました。

以下ネタバレ

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コンプティークの俺つばSSの感想と鳳兄妹のこと

*ネタバレ注意!

コンプティーク 2009年 07月号 [雑誌]

コンプティーク 2009年 07月号 [雑誌]

鳴エンド後のSSを再読してて気づいたことをメモるついでに感想など。
あとがきで王さんも触れてましたけど、隼人が鳴のこと好きすぎてにやにや。ツンデレのデレ分が多くて大変に甘かった…。特に癖についてのところが鳴のことよく見てるんだなーっていうのが伝わってきてすごく良かったです。ほんとご馳走様でした。下関係のネタからはいったりオチが相変わらずひどかったりで、短くても3章らしさが詰まってて楽しかったー。

かーくんがシスコンとはいえずっと離れて暮らしてる鳴の好みのタイプを把握してる*1のがちょっと不思議だったんですが、今回ののSS読み返してたらなんか納得してしまった。きっとかーくんは妹が父親と作業着の記憶を大事に思っていることを知ってたんだろうなあ。かーくんは妹が父親の利益の踏み台にされることから守るだけじゃなくて、妹の父親に対する信頼も守ろうとしてたんだ…。すげー良いお兄ちゃんだよもう。泣けすぎる。
ヨージは妹のために病んでしまったんだろうけど、かーくんは逆に妹のために病みきれなかったんだろうかと思うと切ない。そう考えると、伽楼羅がいなくなっても鳴ルートでだけキレないところは、シスコンに笑えるだけじゃなくてすごくしんみりする。かーくん自身は家族というものに希望なんて持ってないだろうに、妹には幸せな家庭を持ってほしいと思ってるんだろうか。ナプキンの絵を十年後の披露宴や二次会なんかの資金にしろっていうのも、お詫びだとか言ってるけど、要は「うちの妹と結婚しろ」ってことだと思うし。鳴ルートで結婚に関するもの*2がわりと出てくる(ように思える)のは、鳳家の事情を考えるとけっこうしっくりくるなあなんて。
今まで『鳳さん家の家庭の事情』『冠を脱いだ皇帝と永遠のフレイムバーズ』を繰り返しプレイして、妹に怒られれるようなことわざわざ言ってるよこの人…絶対ねこパンチ入れられて喜んでるよ、とか妄想想像しては笑ってたけど、当分はしんみりした気分になりそうだ…。

それにしてもかーくんとるーは並ぶと髪の色目の色がお揃いで、あー兄妹なんだなーって感じがかわいくてとても和む。

*1:初めから似合いのつがいだと思ってたという発言

*2:「プロポーズですか?」とか「ずっと一緒」とか

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